2019年04月05日

久しぶりの東京 その1

今週2日の夜から夜行バスで出発して、翌3日と4日の2日間、東京へ行ってました。

先日のメールレターにも記しましたが、コーネルと岡上淑子展をやはりどうしても見ておきたいという気持ちから行くことにしたのです。

コーネルは千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館まで、東京から在来線で約1時間半ほどかけて、9:30の開館時刻前に着きました。
郊外の美術館の素晴らしいところは何といっても広い敷地であること。だいたいですが、大きな池もあるということ。ここもご他聞に漏れずそうでした。高いビルが一切ないところにポツンと建物があるという清々しさ。そしてまわりに雑木林と池と芝生。三拍子揃った素敵な美術館です。閉館の17:00までタップリ堪能して来ました。

さて、以下は「ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ」展の感想です。

コーネル作品に会えて、久々にコーフンした! それは端からは分からない静かで熱い気持ちの高鳴り。じっくりとひとつひとつの作品と対峙する。細部にまで目を凝らしてみて見ると、切り抜いたものとの境界線がもはや分からないほどの完成度の高さに驚く。

コラージュはマックス・エルンストに影響されていたということだけど、エルンストよりももっと繊細でロマンチックな感覚が作品からうかがえる。私はやはりコーネルの方が好きだな。コーネルは女性に対して一種神格化しているようにも思える。幻想を抱いていると言ってもいいかもしれない。
小さい貝の中に人の顔が潜んでいたり、バレリーナのコスチュームに貝を細かく砕いて貼っていたり、火事場とユリの花を対比させたり…。どこかに優雅さを感じさせるものがある。いつまでも見ていたい気持ちにさせてくれる。

箱の作品は1992年に滋賀県立美術館で初めて見た時にインパクトを受けた作品はなかったんだけど、国内の美術館の収蔵品を一堂に集めてあり、見応えがあった。図録で何度も見ていたが、やはり実際の作品を目の当たりにすると迫力がある。思ったよりも大きく感じた。
どれも裏表をじっくり鑑賞することができて大満足! 箱の中に入りたい! イメージの中では私は箱の中に居た。

映像は何点かを4カ所に分けて上映。フィルムを切って貼り合わせた映像のコラージュという作品もあった。
どれも5〜15分ぐらいのものだけど、これという筋もなく無声でループでまわっているとつい眠気に襲われて何度も同じところを見ていた気がする。でもそれが心地よくもあった。

今回、コーネルの雑誌での仕事も見ることができたのが嬉しかった。デザインセンスに長けていることがよく分かる。フライヤーにも載っていた女優ローレン・バコールのポートレートのための習作を初めて目にした。鉛筆の手描きが軽やかで完成を見ていないのに、むしろ習作であることの方が見る価値ありと思わせる何かがある。

そしてひとつ発見したことがある。コーネルは好きな女優やバレリーナからもらった写真にどうしてもハサミを入れられなくて、その写真を自身で撮影して現像したものを使ってコラージュしていたようなのだ。その気持ちすっごく分かる! だって私もお気に入りのものは手放したくない派だもの。そのことに多少なりとも後ろめたさを覚えていたのでコーネルも同じようなことをしていたと知り、ちょっと嬉しかった。

コーネルは既にこの世にはいない。でも彼の作品がこうして大切にされているからこそ再び目にすることができることの喜びを、ひしひしと感じながら美術館を後にした。今度お目見えできるのはいつになるだろう。自分の創作の原点でもある作品たちにまた会えることを祈る。

私も私なりのコラージュを楽しみながら追求していきたい!と思えたことが何よりだった。
その気持ちを備忘録として残しておく。

2019年4月5日


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posted by lusikka at 20:26| 大阪 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月15日

― コラージュ作家 山本佳世の Mail Letter vol.19 ―


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LUSiKKA便り vol.19 / 2019.3.15

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少しずつ草木のつぼみもゆるみ始める季節になりましたが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

先日、消しゴムハンコのワークショップに初めて参加しました。
“LUSiKKA便り”のルシッカとはフィンランド語で「スプーン」という意味なんですが、(フィンランド旅行の影響もあり言葉の響きがよくてつけました)。それにちなんでスプーンの絵柄を彫りました。
慣れない作業はちょっと緊張しましたが、何とか完成!
やはり初めて参加するワークショップはドキドキわくわくですね。
恥ずかしながらコレです↓
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そんなワークショップ、今度は自分がやる番です。
明日からになりますが、ご案内いたします。
もしご興味持たれましたらぜひご参加ください。

それと気になる展示をご紹介いたします。
では、しばしおつきあいいただけると幸いです。


♣…♥…♦…♠… コラージュ・ワークショップのお知らせ ♣…♥…♦…♠…


「こどもの森とえほん広場」
https://www.osaka-design.co.jp/event/child_forest_page/

ワンコイン(500円)コラージュワークショップします!
約10〜12cmのダンボールをベースにして、
そこにいろんな素材を切って、貼ってコラージュして、
ひとつの作品に仕上げます(首に掛けてお持ち帰りいただけます)。
ステキに仕上げるちょっとしたコツをアドバイスしますので初めてでも大丈夫。親子でのご参加はもちろん、大人の方お一人でも大歓迎です!
(片隅でグッズも少し販売します)

会場:大阪南港ATC ITM棟2F (大阪デザイン振興プラザ主催) 
   Osaka Metro南港ポートタウン線トレードセンター前駅下車
会期:2019年3月16日(土)・17日(日)
時間:11:00-18:00

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♣…♥…♦…♠…♣…♥…♦…♠…♣…♥…♦…♠…♣…♥…♦…♠…♣…♥…♦…♠…



_|*+*+*+*|_  気になる展覧会  _|*+*+*+*|_


「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」展
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/190126-0407_okanoue.html

随分前に大阪にあるThe Third Gallery Ayaの小さな空間で数点の作品を見て、ご本人とお会いした時の感動が蘇ります。
昨年、岡上淑子さんの故郷高知で展覧会がありましたが、
行くこと叶わずだったのでこれは見に行きたいですねぇ…。

会場:東京都庭園美術館
期間:2019年1月26日(土)〜 2019年4月7日(日)
  [休館日:第2・第4水曜日(2/13、2/27、3/13、3/27)]
時間:10:00-18:00(金・土は〜20:00)
観覧料:一般900円


「ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ」展
http://kawamura-museum.dic.co.jp/art/exhibition-next/

こちらも憧れのアーティストです。
1992年に滋賀県立美術館で初めて見た時の衝撃を今でも覚えています。
私のコラージュの原点といっても過言ではないです。
展示はあの時のようなボリュームではないにしても、やはりもう一度じっくりと作品と対峙したい衝動に駆られます。

会場:DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)
期間:2019年3月23日(土)〜 2019年6月16日(日)
   [休館日:月曜(ただし4月29日、5月6日は開館)、
4月30日(火)、5月7日(火)]
時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)
観覧料:一般1,300円


「クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime」展
http://www.nmao.go.jp/exhibition/2018/post_189.html

図録など印刷物でしか見たことがないのですが、暗闇に静かに灯る柔らかい光が印象的です。
大阪でまとめて作品を見る機会があるなんてすごいことです。
日本初の大規模な回顧展らしいです。これはぜひ見に行かねば!

会場:国立国際美術館 地下3階展示室
期間:2019年2月9日(土)〜 2019年5月6日(月・祝)
   [休館日:月曜(ただし4月29日、5月6日は開館)、
    4月30日(火)、5月7日(火)]
時間:10:00-17:00[金曜・土曜は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)]
観覧料:一般900円(夜間割引一般:700円/金曜・土曜 17:00-20:00)
※巡回:〈東京展〉・〈長崎展〉


Vol.19、読んでいただきありがとうございました。
三寒四温の時候、まだ寒い日も続きます。どうかご自愛くださいませ。
次回は6月に参加するグループ展のご案内になりそうです。




posted by lusikka at 23:30| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月22日

ほんとにスローモーションだった。

昨日夕方いつもの通り散歩に出掛けたら、久しぶりにノラネコのい子ちゃんと遭遇。

植え込みにちょこんと座っているのを見て近寄って行って撫でるも、いつものごとくするりと私の手を離れていきました。一応お愛想でニャーとひと声あったのでまぁいいかという感じ。

ちょっとスマホで動画でも撮ってみよかと思い、い子ちゃんの後を追いました。でもしつこくついてくるのがいやだったのか、塀の上にひょいっと乗ったと思ったら家と家の間の細いすき間の中へ消えていきました。

やっぱり煙に巻かれてしまったな〜。今夜眠る場所へでも移動していったのでしょうか。きっと寒さを凌げる良いところがあるんだろうなと楽観的な気持ちで私はそのあとも散歩を続けました。せっかく動画を撮ったからFacebookにでもアップしてみようと、いつもは立ち寄らない団地の自転車置き場でしばしスマホの操作をしていました。アップし終わったのでさぁ、また歩こうと一歩、二歩進んだそのすぐあとのことです。

目の前の光景がスローモーションで下へ動いてる! 

次の瞬間にはコンクリートの地面に叩き付けられていました。 何が起こったのかしばし呆然としてしまったんですが、足の痛みで自分が転倒したことを把握しました。

ごく低いポールが足元にあって(駐車場の仕切り)、それにまったく気づかず足を引っ掛けてしまったようです。なんてこと!!
左手に持っていたスマホを見るとひび割れているじゃないですか!? 痛いわ、スマホにヒビが入るわと二重のショックで泣きそうに…😰

家に帰って両足を見ると、左のお皿の辺りをかなり打ち付けたみたいで痣と血が出ていました。右足は擦り傷が縦に走ってました。

スマホは下の部分が蜘蛛の巣が張ったようなヒビ割れで液晶の画面にも斜めに一本のヒビが入ってました。昨年買ったばかりなのになぁ。何だかなぁ…。

不可抗力を引き起こした原因は不注意だった自分にあるから誰を責めることもできないので、まったくもって情けないのひとことです。でもあの抗うことのできない一瞬は私にとっては希有な体験でもありました。
あの一瞬はほんとにスローモーション映像だったんですよね。
足とスマホの傷は大きな代償でしたが…。

教訓 “外でスマホに夢中になるとキケン!” 肝に命じます。



ちなみに昨日のい子ちゃんの動画はコチラ
       ↓
https://www.facebook.com/kayo.yamamoto.9028/videos/1965600430219525/

写真はコチラ↓
い子ちゃん.jpg




posted by lusikka at 01:54| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする