2018年04月19日

久しぶりの児童書

先日、興味があって絵本に関してのトークショーに参加しました。

絵本の原画の展示とその作者と書籍を出版した福音館書店の編集者とのトークショーでした。子どもにどのように絵本を選んだらよいのかという主題でしたが、かなりざっくりとしたお話でした。結果的には親の立場で押し付けるようなことはしないで、出来るだけ子どもの主体性を導いてあげられるような選び方が望ましい、というような内容でした。

その際に編集者の方が持参していた書籍をいただけるということで、私は表紙の絵と装丁に惹かれて「岸辺のヤービ」という本を選びました。もらった後に奥付を見たら、装丁はあの名久井直子さんでした。やっぱり、さすが〜。フォントにオリジナリティがあって素敵!

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久しぶりに児童書を読みましたが、やさしい語り口で物語がゆるやかに進んでゆくのを楽しみました。架空の動物が主人公で、読み始めはちょっとムーミンに似てるんじゃないの?と、思いましたが、だんだんと読み進めていくうちにこの作家さんの世界観が立ってきてすっかり物語に入り込んでいきました。家族や友達のことや、大きく捉えると自然環境のことなどを、さりげなく子どもに示唆するような内容になっています。

黒い線画の挿し絵が懐かしくて、子どもの頃に読んでいた物語の本を思い出しました。自分では選ぶことがなかったであろう物語と出合えたのもきっと何かのご縁なんでしょうね。

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最近は絵本のことをもっと知りたいと思うようになってきました。いつか自分でも作ることが出来たらなぁなんて考えたりもするんですが、自分のコラージュ作品で果たしてどのようにしたらいいのか!?ということを模索しております。

絵本の世界を見ていると、子どものためのものということが当たり前だけど大前提で、絵柄も分かりやすいものが主流ですよね。そんな中、コラージュでそういう世界観を作れるのか…。私がよく使っているコラージュの素材はそもそも既にある印刷物などを使っているので、オリジナルな絵と言えるのか…。

たとえば有名なエリック・カールさんのようなテクスチャー(画用紙などに絵の具で塗ったもの)を使った切り絵の類いのコラージュは絵本に向いていると思うんですが、シュールなコラージュを物語にはめこんでひとつの世界観を構築していくことの難しさを感じています。

「岸辺のヤービ」のような物語は具体的なキャラクター設定や決まったイメージの背景が既にあるので、そういうのは私には描くことはできません。でもヘンテコな物語のシュールな挿し絵ならコラージュで表せそうな気もします。気はするのですが、今のところどうやって表現したらよいのかが掴めていません。しかしながら、いつの日か子どもや大人も楽しめるようなコラージュ絵本を作ってみたいと思っています。

先日参加したトークショーで名刺交換をした福音館書店の編集者の方に宛てて、自分のポートフォリオを送ってみようとただいま制作中です。自作のコラージュのチョイスに時間が掛かっています。どんな作品なら可能性を感じてもらえるのか、ここが勝負どころなんですよね〜。





posted by lusikka at 19:38| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする